還暦記念『西郷どん』の旅

  • 2019.02.28 Thursday
  • 16:09

 

<前号の続き>

 

鹿児島市内観光を終え、指宿市の宿へ向かう途中

南九州市知覧(ちらん)に立ち寄りました。

 

まずは「薩摩の小京都」と言われる『知覧武家屋敷群』です。

江戸時代、知覧は薩摩藩が最も重要視した地域の一つで、

外城が置かれました。

母ヶ岳を遠望する山裾に手入れの行き届いた槇垣と石垣を

巡らせた屋敷が整然と建ち並ぶ様子は素晴らしく、

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

池の周りに奇岩、怪岩をを配置した築山池泉式庭園や

イヌマキで遠山、サツキで築山を表現した石組みのない

枯山水式の庭園など、7か所の個性豊かな庭園が公開されています。

いくつかの庭園にハートの形をした手水鉢がありました。

実はハートではなく、猪の目をモチーフにしており、

魔除けの意味があるようです。

【蕎麦屋 侍】にもハートの形をした石があります。

古民家移築工事の際に出てきたもので、

これまたハートではなく、ソバの葉っぱをイメージしています。

蕎麦屋竣工記念として店の正面に鎮座しています。

玄関先で愛嬌のある石像が出迎えてくれました。

【蕎麦屋 侍】の庭園にもニッコリ笑った石像があります。

15年ほど前に手に入れたもので、

『田の神さぁ』という稲作豊穣をもたらす九州地方の神様です。

ひっくり返すと・・・

男性のシンボルとなり、子孫繁栄の願いも込められているようです。

負けました。トホホ・・・

 

いくつかの共通点に【蕎麦屋 侍】との不思議な繋がりと親しみを感じ、

300年前のキリリとした武士の姿を思い浮かべると、

日本人であることの誇りに胸が熱くなり、背すじがピンと伸びました。

 

次に向かったのが『知覧特攻平和会館』です。

第二次世界大戦時、沖縄戦における陸軍特攻基地が置かれた知覧。

爆装した戦闘機で出撃して戦死した特攻隊員の遺影や遺書、

戦闘機などが展示してあります。

昭和55年に引き揚げられるまで35年間海中にあったため、

胴体部分のみ残った海軍零式艦上戦闘機(ゼロ戦)。

その他の展示物は撮影禁止のため、ここで紹介できませんが、

自己中心的で「平和ボケ」の戦争を知らない自分にとって

本当に貴重な時間を持つことができました。

特攻隊員たちが出撃するまで起居していた

半地下式木造の三角兵舎が復元されています。

この中で故郷へ送る手紙や遺書を書いていたことを思うと

胸が張り裂けそうな気持ちになりました。

自然界において、縄張りを守るために争ったり、

生きるために命を奪うことはありますが、

無残な殺し合いをするのは人間だけでしょう。

平和を望まない人はいないはずなのに・・・

世界に誇るべき日本国憲法の「平和主義」の行方が心配です。

 

二日目の宿は『ペンション 菜の花館』です。

この旅のメインイベントである開聞岳(かいもんだけ)登山に最適な宿です。

ペンションに泊まるのは30年ぶりでしょうか・・・

ご覧のとおり、オーナーご夫妻は凄い「人間力」を放っています!

開聞岳が目の前に!

ご主人手作りの露天風呂(源泉かけ流し温泉)は抜群だし、

地元の旬の食材を使った奥さま自慢の創作さつま会席料理も最高!

宿泊者は蕎麦侍夫婦だけだったおかげで、

ご夫妻から楽しく興味深いお話しを伺うことができ、

「人生は自分で築くものだ!」と元気と勇気をいただきました。

素敵なご縁をありがとうございました!

 

旅行中の週間予報は、雨と曇りマークばかりでしたが、

3日目は、な、な、なんと・・・奇跡的に晴れました!

ペンションに別れを告げ、5分ほど車を走らせると

JR日本最南端の駅『西大山駅』に到着。

円錐形の見事な山容の開聞岳は「薩摩富士」と呼ばれ、

「いつか登りたい!」と熱望していた日本百名山です。

西郷どんのおかげで、いよいよそれを実現できるのです。

 

かいもん山麓ふれあい公園の駐車場に車を置き、

登山届を提出して、いざ登山開始!

登山道はしっかり整備されており、

時計回りに緩やかに高度を上げていくので

体力的にも無理なく歩を進めることができます。

1合目ごとに看板も設置してあり、

ペース配分もしやすく、登山初心者でも安心です。

秋の恵みは豊作のようで、野のモノたちは大喜びでしょう。

「山頂52m」とは、なんと細やかな・・・

休憩時間を入れて、およそ3時間で924mの山頂に辿り着きました。

「写真、撮りましょうか」と声をかけてくれたことをきっかけに、

元気ハツラツ爽やかな4人の若者としばし歓談しました。

九州北部から来た登山仲間だという彼らに出会い、

「日本は大丈夫だ!」と嬉しい気持ちになり、

登頂の喜びが何倍にも膨らみました。

 

薩摩半島最南端にある長崎鼻から望む開聞岳は

まさに海抜0mから屹立しており、

「この山の如く、潔く胸を張って生きて行こう」

と気合を入れました。

そして、鹿児島県の南の端から北へ約110km、

夕闇に包まれる頃、この旅の最後の宿泊地『霧島国際ホテル』に到着しました。

 

<次号に続く>

コメント
素敵な夫婦旅ですね〜(^^♪
大将の腕組み姿は、もう少し顔が濃い方であれば
まさに西郷どんそのものですわ〜(^^;

ペンション菜の花館、興味あります!
  • 長縄雄治(しゃちょ)
  • 2019/02/28 8:18 PM
いつも速攻コメントをありがとうございます。
しゃちょ様のようにハワイでも行きたいところですが、
財布の中身と相談しながら、自分の足で旅しております。
今回は憧れの開聞岳と西郷どんの2本立ての
還暦記念に相応しい思い出深いものになりました。

「ペンション 菜の花館」のご夫妻は、きっとしゃちょ様と
相性バッチリ、話が尽きないと思いますよ。
今年の旅は、是非、鹿児島へどうぞ!
  • 【蕎麦侍】
  • 2019/02/28 8:55 PM
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