還暦記念『西郷どん』の旅

  • 2019.01.29 Tuesday
  • 20:03

 

<前号の続き>

 

旅の二日目は、鹿児島市内観光から始まります。

天気予報は雨でしたが、曇り空のもとホテルを出ました。

 

まず向かったのは『仙巌園』

江戸時代初期、19代島津光久によって築かれた薩摩藩主島津家の別邸です。

目前の桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた壮大な庭園があります。

正面入口すぐの所に土俵があります。

大河ドラマでの斉彬公と西郷どんとの相撲シーンをイメージして、

蕎麦侍が主役になった気分で土俵入りをすると・・・

な、な、なんと、通りすがりの観光客に褒めていただきました。

薬丸自顕流の基本・横木打ちでウォーミングアップして、

御殿に向かいます。

中庭の池には八角形の凹みがあり、

風水の陰と陽を意図的に造ったと考えられています。

桜島が目の前に見えるロケーション抜群の居間で

殿様は一日の大半を過ごし、

テーブルとイス、洋食器で食事をすることもあったのですね。

御寝所では、桜が描かれた一枚板の杉戸が目を引きます。

湯殿には、広い洗い場の横に浴槽があり、

お湯は外で沸かしたものをお付きの者が運び入れていたそうです。

全てのことをお付きの者がしてくれるのは楽ですが、

ありのままの姿をさらけ出すなんて、

蕎麦侍には自信ありません。(何の自信???)

『獅子乗大灯籠』は国内最大の石灯籠で、

笠石はたたみ8畳ほどの大きさがあるとのことですが、

一体どうやって運んだのでしょう?

権力の凄さと人力の強さをひしひしと感じます。

「おっ、篤姫さまが・・・」と思ったら、女将でした。

色とりどりの薩摩切子にうっとりしながら、

薩摩焼に目を転じると、

な、な、なんと、2,700,000円なり〜!

そんなお金があったら、フル装備の新型ジムニーを買うだす。

所詮、どっちも買えませんけどね〜。トホホ・・・

 

続いて、隣接する『尚古集成館』へ。

「日本の近代化・工業化発祥の地」として世界文化遺産に登録されました。

館内は撮影禁止のため、その魅力を画像で紹介できませんが、

28代島津斉彬の進取の精神を存分に感じることができました。

最も心に残ったのは、斉彬公の書・画「思無邪・鷹図」です。

「おもい よこしま なし」と読みますが、

「心意正しく、邪悪の念が無いこと」

「心情をありのままに発露して、少しの飾り気も無い」という意味です。

この旅の最高の記念品として、手ぬぐいと扇子を迷わず購入しました。

邪念ばかりの蕎麦侍の心が、少しでも浄化されますように・・・

見学を終え、車に戻ると同時に大粒の雨が降ってきました。

傘を使わず『仙巌園』と『尚古集成館』を満喫できたことに感謝です。

 

次に向かったのは、鹿児島市内の高台にある多賀山公園。

道中、たまたま「東郷平八郎元帥銅像」という案内板を目にして、

急遽予定を変更しました。

<蕎麦侍コレクション・東郷平八郎人形(昭和初期制作?)>

 

東郷平八郎は、日露戦争において連合艦隊司令長官として指揮し、

日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破った世界的な英雄です。

初陣であった薩英戦争の舞台・錦江湾が見渡せる場所にと

この銅像が設置されたとのことです。

胸を張る東郷元帥のお姿は威厳に満ちており、

雨に打たれながらも光り輝き、神々しく見えました。

「同じ人間なのに、自分は一体何をしてるんだろう・・・」

ちょっぴり情けない気持ちにもなりましたが、

「その人の能力に合った頑張りが大切なのだ!」

気持ちを切り替えて、東郷元帥に一礼しました。

<蕎麦侍コレクション・東郷平八郎書 扇面「至誠」>

 

西南戦争の最後の激戦地となった城山の展望台(標高107m)から

桜島、錦江湾、鹿児島市街を一望できます。

城山中腹付近には洞窟があり、

西郷どんが側近たちと最後の5日間立てこもりました。

麓に下る途中に被弾した西郷どんは、自刃して49歳の生涯を閉じたのです。

「もうここでよか」と覚悟を決めた西郷どんの心中を察すると、

言葉では表せない複雑で熱い思いが込み上げてきました。

 

洞窟から下る途中、「敬天愛人の石碑」の案内板が道路脇にありました。

「敬天愛人」を看過する訳にはいきません。

駐車できる場所がないので、数百メートル先の空き地に車を停め

案内板のあった場所に駆け戻ると、そこには鹿児島本線のトンネルが・・・

ありました!

確かに西郷どんの書を写した石碑です。

どうしてこんな分かりにくい所に掲げたのか謎ですが、

思いもよらぬ出会いにびっくりぽんです。

西郷どんが好んで使い揮毫した「敬天愛人」

西郷どんの懐の深さ、心の広さを感じます。

<蕎麦侍コレクション・西郷隆盛書写し「敬天愛人」木彫扁額>

 

西郷隆盛像といえば、上野公園にある愛犬ツンを連れた

着流し姿の西郷どんを思い浮かべますが、

鹿児島市立美術館の一角に陸軍大将の礼装をした銅像があります。

渋谷駅前の「忠犬ハチ公像」を制作した鹿児島出身の

彫刻家・安藤照が8年の歳月をかけて完成させたそうです。

蕎麦侍は、西郷公園の羽織袴姿の西郷どんが好きです。

もし西郷どんが下野することなく、明治政府に留まっていたら、

日本はどうなっていたのでしょう?

 

銅像横にある『鹿児島まち歩き観光ステーション』に立ち寄ると

平成20年の大河ドラマ『篤姫』の宮あおいちゃんが、

事務所奥の片隅にひっそりと佇んでいるのを女将が発見!

図々しくもスタッフにお願いして、篤姫さまにお出ましいただき、

記念撮影させていただきました。

ドラマでの篤姫と幾島(松坂慶子)の愛情と信頼に満ちた

やりとりが大好きでした。

そして鶴丸城を散策し、天璋院篤姫像にご挨拶をして、

鹿児島市内観光を終えました。

 

<次号に続く>

 

コメント
大将、女将さん

久し振りの更新投稿で「生きていらっしゃる」事が
確認できましたので安心しました、ホッとしました(^^;

鹿児島に行かれていたんですね〜(^^; そりゃ投稿も
時間がかかる訳だ!

我が夫婦もいつか行ってみたい鹿児島です(;^_^A
  • 長縄雄治(しゃちょ)
  • 2019/01/29 9:28 PM
【しゃちょ様】
いつもご心配いただき、ありがとうございます。
はい、ちゃんと生きてますよ〜!
今シーズンは雪が少なくて困っていましたが、
ここになって冷え込みも厳しくなり、
今朝は15センチほどの積雪がありました。
あと一月半、スキー場でがんばります!

鹿児島は本当にいいですよ。
飛行機であっという間に行けます。
是非、ご夫婦で日本人の誇りを感じて欲しいです。
  • 【蕎麦侍】
  • 2019/01/29 10:43 PM
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