精神満腹

  • 2017.11.30 Thursday
  • 19:47

 

「精神満腹」

このブログで何度も登場した蕎麦侍が尊敬する山岡鉄舟先生の書です。

人間は金銭欲とか名誉欲あるいは食欲などいろんな欲を満たされるより

心(精神)が満たされる(満腹)ことが大切だという意味です。

小説『命もいらず 名もいらず』で鉄舟先生はこう言っています。

「おのれに恥じぬように精神を満腹にして生きよ。生きていくうえで大切なのは、

それだけだ。それ一つだけ念じて、腹で話せばみんな分かってくれるさ。」

 

この書と出会えたのは、な、な、なんと、坂本龍馬のお導きなのです。

ご縁により、【蕎麦屋 侍】に坂本龍馬がやってきました。

『飛騰(ひとう)』と題したブロンズ像です。

飛騰とは、地上で力を蓄えた龍が万を持して

天に向かって力強く飛び立っていくという意味です。

高さは31僂曚匹任垢、4.4kgとずっしり重く

「土佐の桂浜に立ち、真正面から風を受けながら太平洋を臨む龍馬」

がモチーフとなっているそうです。

混迷を極めた怒涛の時代の中にあっても、日本の未来を見据え毅然と立つ
龍馬の高い志や生きざまをも見事に表現されており、

この像と対峙していると腹の底からエネルギーが湧いてきます。

高知県立坂本龍馬記念館にも展示されている500体限定のもので、

証明書付きのシリアルナンバー39/500の龍馬さまです。

蕎麦侍が手に入れることなどできない高価な作品が、

巡り巡って【蕎麦屋 侍】で胸を張って立っていることに

運のよさ、ご縁の深さを感じずにはいられません。

 

原型を制作されたのは、熊谷友児(くまがいともじ)氏。

肖像彫刻の分野において不動の地位を築いた人物で

各自治体や神社仏閣から依頼を受け、菅原道真、徳川家康、

山岡鉄舟の尊像など大型の作品を手がけられたとのこと。

 

「や、や、やまおかっ!!!」・・・さらに調べていくと、

静岡市清水区に鉄舟寺があり、そこに熊谷氏の山岡鉄舟像が

鎮座しているということが分かりました。

これは会いに行くしかありません。

居ても立ってもいられず、腰痛の養生に専念している女将を家に置いて、

11月15日(水)、いざ決行!!!

 

午前6時50分、愛馬MINIを駆り出陣。

標高1,160mの平谷峠で美しい日の出を拝み、幸先のよいスタートとなりました。

 

新東名をひた走り、最初の目的地・静岡市清水区由比にある『望嶽亭 藤屋』に到着。

薩埵(さった)峠の東口のふもとにあり、

脇本陣、茶亭として多くの文人墨客で賑わった所です。

明治元年3月7日、山岡鉄舟が官軍に追われた際に、

望嶽亭の蔵屋敷で漁師に変装、隠し階段より脱出したという場所です。

平日だったためか管理人不在で屋内を見学することができませんでした。

鉄舟が残していったという最新式フランス製十連発のピストルを

見ることができず残念でしたが、

堂々と胸を張った富士山が歓迎してくれ、でっかい気分になれました。

 

次に向かったのは、『清水次郎長 生家』。

次郎長の本名は山本長五郎。

山本次郎八の養子で、次郎八の息子の長五郎だから「次郎長」と呼ばれました。

その名も「次郎長通り」という商店街にあり、

清水次郎長や大政、小政の写真、次郎長が使った道具類、資料などが展示され

居間なども当時のままに保存されています。

どこかで見覚えのあるものが・・・

【蕎麦屋 侍】囲炉裏の間にも三度笠と合羽があります。

三度笠は旧富山村の川上幸男村長からいただいたもので、

合羽は油紙が入った本物です。

偶然とは言え、またまた不思議なご縁を感じました。

 

奥に進むと居間があり、そこに「精神満腹」の書がありました。

前出の『望嶽亭 藤屋』の件から次郎長と鉄舟の出会いがあり、

その後、次郎長が鉄舟に心酔し社会事業に貢献していきます。

鉄舟先生の足跡がここにも残されていました。

売店に行くと、「現品のみ」最後のひとつの『湯呑み』があり、

「これは次郎長さんの粋な計らいだ!」と感じ迷わずゲット。

『勝札』も手に入れ、この旅の記念品としました。

※ 次郎長フィギュアは『蕎麦侍コレクション』のひとつです。

 

せっかく清水に来たのですから、お昼は勿論、海のモノです。

予めネットでチェックしておいた清水港にある『宮本商店』へ。

『めばち鮪と釜揚げしらす丼』+ノンアルコール=大満足!!!

 

腹ごしらえをして、本日のメインイベント・鉄舟寺へ。

荒廃していたこの寺を静岡藩権大参事を務めたことがある山岡鉄舟が

復興したことで『鉄舟寺』となったそうです。

 

いよいよ鉄舟先生とご対面です。

i

息を呑むほどの存在感に圧倒されました。

この礎石は次郎長が寄贈したもので、

正面の題字「信」は鉄舟の書によるものです。

礎石の裏を見てみると、

確かに「彫塑 高岡市 熊谷友児」とあります。

坂本龍馬像とつながり、今回の目的を達成することができました。

鉄舟先生は遥かにそびえる富士山を見つめていました。

「晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 もとの姿は 変わらざりけり」

鉄舟先生の声が聞こえてくるようでした。

● 鉄舟先生は6月10日生まれ=看板娘の誕生日と同じ

● 鉄舟先生は明治21年(1888年)没=【蕎麦屋 侍】岡崎市より移築した古民家の竣工年

という共通点に、鉄舟先生は【蕎麦屋 侍】を見守って下さっているのだと確信しました。

 

時間的に余裕があったので、帰路をちょっと外れて

静岡県周智郡森町にある『大洞院』に立ち寄りました。

森と言えば、「すし食いねぇ 酒飲みねぇ」の森の石松です。

ご存じ次郎長の子分ですが、その墓がここにあります。

森の石松の墓の一部を持っていると「勝負運がよくなる」とのことから、

墓石が削り取られることが相次ぎ、変形してしまったそうです。

石松の死後、次郎長が建てた石碑は厳重に保護されています。

現在の墓石は3代目で、次郎長の碑と仲良く並んでいます。

 

先日、この小さな旅のまとめとなる本に出会いました。

『人生に<定年>はない 山岡鉄舟・清水次郎長に学ぶ』

何だか蕎麦侍のために書かれた本のようで、嬉しくなりました。

毎晩、就寝前に本を開くのですが、2ページほど読み進めると

まぶたが鉛のよう重くなり悟りの世界へ。

「精神満腹」への道は険しいようですが、ぼちぼち学んでいきます。

トホホ・・・

 

この秋から毎週のようにお越しくださるようになった

常連・ブースカさま(静岡県磐田市在住)から、

素敵なプレゼントをいただきました。

【蕎麦屋 侍】&星空の画像です。

ここでの画像は小さいので、星空の様子がよく分かりませんが、

実際の画像は、それはそれは美しいものです。

凍てつくような深夜に撮影してくだいました。

 

<ブースカさまからのコメント>

2016夏から星空撮影が趣味になり長野県に通うようになりました。

平谷峠を通過していると車&バイクで混雑しているお店を発見。

ネットで調べると蕎麦屋侍さんだと判り「野武士10食限定」

これば開店前にならばなきゃ!と、徹夜で星空撮影した後は

侍さんの駐車場で朝寝しているという訳ですww

ついでに到着順の1番も獲れます。

星空がよく見えるのは深夜0時を過ぎてから。

いつも美味しい蕎麦を作ってくれる侍さんに、

お店と星空がコラボした写真をパシャリ。

庭へ不法侵入してカメラで撮影しているので完璧に怪しい姿でした。

次回は雪化粧したお店の夜景を狙っています。

撮影を見かけても警察へ通報しないでください。

 

ブースカさまのブログ『ブースカの独り言♪』を拝見すると、

「精神満腹」を実践されているなぁ・・・と感心させられます。

ブースカさま、ありがとうございました!

 

11月26日(日)をもって【蕎麦屋 侍】平成29年度の営業を終了しました。

お客さまの口コミ・SNSでの発信などにより、平日にも多くのお客さまに

お越しいただけるようになり、素晴らしい成果を上げることができました。

【蕎麦屋 侍】のお客さまは心が広く優しい方々ばかりで、

どれだけ助けられ支えていただいたか分かりません。

本当にありがとうございました、

来春、またお会いできる日を楽しみにしています!

 

最後に、『びっくりぽん!蕎麦好きの愛車だす』のコーナーだす。

 

【愛車10】ルノースポール・スピダー 1997年式 (愛知県豊橋市 yoさま)

tOyOさんのスピーダ見て欲しくなり、横浜まで行って買ってしまいました。

それからもう2年になりました。

車検の準備しなくちゃ・・・貧乏なおじさんには辛い出費ですなぁ。

今度は嫁を連れて蕎麦食べに行きますね。

トランスフォーマーのような姿にびっくりぽん!

【愛車癸后で登場した静岡県湖西市在住のtOyOさまと

2台のスピダーでお越しくださいました。圧巻でした。

 

 

 

 

 

 

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